エネルギー

 

エネルギー

 

 上勝町は、木質バイオマスのエネルギー利用を推進しています。その取り組みのなかで、もくさんは木質チップと薪を製造・販売する役割を担っています。  製材端材や未利用間伐材を加工したチップは、月ケ谷温泉の加温、給湯や暖房に利用されています。化石燃料から木質チップに転換することによって、年間約1,000万円の燃料費と200万tの二酸化炭素を削減する効果を上げています。一方、十分に乾燥させた広葉樹の薪は、薪ストープの燃料として利用されています。もくさんでも販売していますので、お気軽にお立ち寄りください。

 

チップの原料


チップの原料

「梢から根本まで、木には捨てるところがありません」。チップの原料の調達から製造、運搬までを担当している青木智秀がこう語るように、もくさんでは未利用間伐材、製材端材、かんなくずなど、林業現場や製材所で発生する副産物をチップに加工し、燃料として出荷しています。
 どの木もみな急峻な上勝町の山肌に根を張り、風雨に耐えて生長しました。伐採された丸太は製材されますが、丸太から四角い柱や板を切り出すと、どうしても細い半円の板、背板が残ります。もくさんではこうした製材端材をチップに加工し、燃料として利用しています。

チッパー


チッパー

 上勝町は平成16(2004)年度から2年の間に、環境省の「環境と経済の好循環のまちモデル事業」を受けて、チッパーとダンプトラック、チップボイラーを導入しました。このうちチッパーとダンプトラックがもくさんに、チップボイラーが月ケ谷温泉を運営する株式会社かみかついっきゅうに貸与され、この町のバイオマスエネルギー事業がスタートしました。
 当社に貸与されたこの大きなチッパーは小さなリモコンで操作することができ、未利用間伐材の丸太、製材所から運ばれる背板を破砕し、チップに変えていきます。

チップボイラー


チップボイラー

 月ケ谷温泉は弘法大師が発見したと伝えられる上勝町で唯一の温泉で、もくさんと同じ第三セクターの株式会社かみかついっきゅうが運営しています。月ケ谷温泉では、14.5度の冷泉を重油ボイラーで加温していましたが、オーストリア製のチップボイラーに転換することにより、冷泉の加温に加え、館内の給湯、ロビーの暖房までまかなうようになりました。それによって重油の燃焼にともなう二酸化炭素の排出を抑えて地球温暖化防止に貢献し、それまで産油国に流出していた燃料費が町内の森林に還元されるようになったのです。


薪

「薪は3度暖かい」といわれます。まずは薪割りで汗ばむほど体を動かして、次に薪の炎に暖められて、そして薪を割ってくれた人のやさしが心に沁みて。
「環境と経済の好循環のまちモデル事業」では、上勝中学校に4台、上勝町介護予防活動センター「ひだまり」に1台の薪ストーブが導入されました。このほか、もくさん展示住宅「くるくるハウス」などにも薪ストーブが設置されています。薪という人類最古のエネルギーが、おしゃれな薪ストーブの炉内で赤い炎となって心を癒やし、室内を暖めて寒い冬を快適にしてくれます。

 

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